都心に住むために。時間=コストという意識を持とう
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今こそタイム・イズ・マネーの考え方が重要な時代だと思います。紙幣はどんどん刷られお金の価値が相対的に減っていく中にあって、これまで以上に価値が増しているもの、それが時間だと思います。
都心に住むためには、タイム・イズ・マネー(Time is Money)、日本語でいうと「時は金なり」の考え方を身に付けておくことが必要です。
いきなり、「え、何言ってるの?」「それが都心に住むことと何の関係があるの?」って感じかも知れませんが、もう少し聞いてください。
時は金なり(ときはかねなり):時は貴重であるからむだに過ごしてはならない。(出典:デジタル大辞泉(小学館))
人生は有限
人生は有限です。人はいつか必ず死を迎えます。時間が貴重な事は誰もが分かっている事でしょう。けれども、時間を上手く使えている人というのは、あまり多くはありません。それは多くの人は、時間に対するコスト意識が甘く、時間=コストだと普段から十分に認識出来ていないためです。
皆さんも普段からこんな事やっていませんか?
- キャンペーンで無料のドーナツをもらうために店の前で30分並ぶ。
- スーパーのチラシを見比べて10円でも安いものを買うために、最寄りよりも遠いスーパーにもう10分かけて行く。同じくコンビニは高いので行かない。
- 雨が降っていたけど、タクシーに乗るのはもったいないので15分歩く。
- 映画や鉄道のチケットなど列に10分並んで当日チケットを買う。
1つ1つの行動は短い時間ですし、もちろん上記の行動が常に悪い訳ではありません。ドーナツを並んでもらうのもエンターテイメントとして、歩くのも健康のためであれば悪くはありません。
けれども考えて欲しいのは、あなたが時間を使う以上、それにはコストが生じており、すべての行動はかかるお金だけでなく、かかる時間も考慮に入れなければ本当のコストは分かりません。
そして一般的に家賃が“高い”と言われている都心に住むためには、この時間=コストという意識付けがないとそもそも住む気にならないでしょう。
東京都心の家は本当に高い?
でも、本当に都心の家賃は“高い”のでしょうか?
例えば、東京都心のど真ん中に位置する我が家の家賃は、1LDKで月約17万円です。世間的にはこの家賃は高い方だと思います。けれども、最寄り駅まで4分、職場までドアツードアで20分のため通勤に時間があまりかかりません。
これがもし、郊外の同じ間取りで月約10万円、職場まで60分通勤にかかる賃貸に住んでいたらどうでしょう。月約7万円節約できますが、失う時間は1日当たり80分(40分×往復)、月約27時間(80分×週5日×4週=1600分/60分)です。
とある調査によると、一般的なサラリーマンの平均時給は2405円 *1。なので、27時間=約6万5千円分の価値があることになります。
もし、あなたの時給が一般的なサラリーマンの時給よりも高かったら、都心に住む方が郊外に住むよりもずっとずっとコスト的には安くなりますよね。
時間=コストという考え方を生活のあらゆる場面で
この時間=コストという考え方は、生活のあらゆる場面で応用できます。
最初に挙げた例で言えば、時間=コストの意識を持てば一つ一つの行動も変わってきます。
- ドーナツの値段は1つ100円なので、無料のドーナツをもらうために30分待つぐらいならお金出してサクッと買う。
- スーパーの商品の数100円のコストの差は誤差の範囲。最寄りのスーパーやコンビニも時短の観点から上手く活用する。
- 歩く時間がどのくらい短くなるかを比較してタクシーも上手く活用する。ただしどの程度待つ必要があるかも考慮に入れる。
- 映画や鉄道のチケットは事前手配。当日の時間を無駄にしない。
さらに、都心に住むメリットは、通勤だけでなくあらゆる施設へのアクセスが楽になることで、一つ一つの行動の時間が短くなり、さらなる相乗効果を生み出します。
上の例に関して言えば、最寄りのスーパーやコンビニへのアクセス、駅から自宅までのタクシーも駅近であれば1メーター(初乗り410円)で済みます。
そういう意味で、東京都心に住んで、食住近接を実現することにはメリットしかありません。そして日本国内で最もクオリティの高い食住近接が実現できる街、それが東京なのです。
時間=コストという意識を持とうというお話でした。
だからやっぱり東京が好き。今日はこの辺で。
ちなみに、東京はモノを減らして時間を作り、自分が好きなコトに集中する「ミニマリズム」を実践するのに最適な街だとも思っています↙︎
*1:サラリーマンの平均時給「2405円」は高いか安いか(毎日新聞経済プレミア)
https://mainichi.jp/premier/business/articles/20161027/biz/00m/010/022000c