東京で気ままに生きる

誰よりも東京が好き。そんな筆者が東京での暮らし(食、住、仕事、育児、お金、趣味)について徒然と語ります。

都内の子連れのお出かけ先として銭湯は最高の施設。区によっては子連れ対象の無料入浴・割引デーがあるよ!

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皆さん、銭湯って好きですか?今の時代どの家庭にもお風呂があるのは当たり前なので、普段はなかなか銭湯に行こうとは思わないかもしれません。でも、私は銭湯の独特の雰囲気やお風呂上がりに飲む瓶のコーヒー牛乳が大好きです。

今回は身近にあるけど、あまり行く機会がないと思われる銭湯に注目して、都内の子連れのお出かけ先としていかに銭湯が最高の施設かということについて書いてみたいと思います。

  

 

銭湯の個人的な思い出

私自身、銭湯にはとても良い思い出があります。それは子どもだった時のお盆や年末年始に都内の祖父母の家に遊びに行くと、決まって銭湯に行っていた体験から来るものです。従兄弟がたくさん集まるとなると祖父母の家のお風呂に全員が入るのは時間がかかって大変です。そのため、集まった従兄弟と一緒に、銭湯代とお風呂上がりのコーヒー牛乳が買える分のお金をおばあちゃんからもらって、銭湯に入りに行くのが毎回とても楽しみでした。

銭湯の行き帰りに従兄弟と話すたわいのない会話や、いつもよりも広いお風呂で足が伸ばせること、そしてもちろん、お風呂上がりの瓶のコーヒー牛乳の美味しさは、30代になった今でも子どもの頃の鮮やかな思い出としてはっきりと記憶に残っています。

 

子育て世代にとっての銭湯はお出かけ先としてメリットがたくさん

しかし残念な事に、大人になるに連れて銭湯に行く機会はめっきり減っていき、今子育て世代として慌ただしく毎日を送る中で銭湯とはすっかり疎遠になってしまいました。でもよくよく考えてみると、銭湯って週末に都内で子どもを連れていくお出かけ先として、すごくいい施設だと思うのです。もっと高く評価されていいと思うのです。子育て世代の視点で見た場合に、銭湯の具体的メリットとしては、次のようにたくさんあります。

 

①子どもが日本文化である銭湯文化に触れることができる。

高温多湿な気候に暮らす私たち日本人にとって、入浴は非常に重要なものです。その中でも「裸のつきあい」という言葉があるように、正にそのための場所である銭湯は、古くから地域のコミュニティであり社交場でした。そして銭湯には、色々な人が利用するがゆえに、他人に迷惑となる行為をしないというルール(入浴マナー)が根付いています。

 

裸のつきあい:包み隠しのないこと。ひとたび銭湯に入れば、身分、職業を超えて、個々の人間同士としての会話となることから。

 

今の時代、このような公共的な場所での振る舞いやルールを体験的に学べる場所は、非常に貴重なものだと思います。ところが、東京都内の銭湯の数は年々減少傾向にあり、平成29年12月時点でその数は約560軒(ピークは1968年の2,687軒)*1です。子どもを銭湯に連れていくことで、自分が子どもの時に体験したような銭湯文化を入浴マナーも含めて我が子が体験できる機会を作ることができます。

 

②アミューズメント施設として見た時に料金が安い。

都内の銭湯の入浴料金は、東京都知事が決めているため、どこへ行っても一律で次の通りです。

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大人と未就学児1人であれば合計540円(大人460円+80円)、大人と小学生1人であれば合計640円(大人460円+180円)です。これってアミューズメント施設としてみた場合には、十分にリーズナブルな料金だと思いませんか。さらに後述するとおり、区によっては、子連れ対象の無料入浴・割引デーがあり、日によっては子ども料金が無料になったり、大人料金まで無料になる区もあります。関連する情報は、東京23区の子連れ対象の無料入浴・割引デーの一覧の形で、この記事の最後にまとめてあります。

 

③夕方頃に連れて行けば、「子どもをお風呂に入れる」というタスクがあっという間に終わる。

夕方から夜にかけての子育て家庭の二大タスクとしては、常に料理とお風呂です。子ども次第な面はありますが、我が家では、子どもをお風呂に入れるだけでもとても骨が折れる時があります。お風呂に入らないと行って泣いて逃げ出したり、入ったと思ったらお風呂の中でオモチャに夢中になって、今度はいつまでも出たくないと言い出したり。お風呂から上がった後も、我が子はすぐに服を着るのをとても嫌がって、服を上下着せるまでに10分以上時間がかかることもよくあります。

ところが、銭湯に連れて行くと、我が子も他の人の目線があるからか、服を脱ぐところから入浴、体を拭いて着替えるまでが実にスムーズです。また、銭湯では周りのおじいいちゃん・おばあちゃん世代からよく話しかけられて、アイドル状態となり、子どもとしても嬉しそうにしています。さらに銭湯から上がって家に帰ってくれば、既にお風呂は終わっているというこのお得感。極めて当たり前ですが、いつの間にか夜の子育てタスクが一つ減っているというのは嬉しいものです。

 

④親自身もリラックス出来る。

また、銭湯は親自身がお湯に浸かってリラックス出来る場所でもあります。人の多いお出かけ先へ行くと、人混みの中で我が子がどこかへ行かないか常に気を見張っていたり、甘える子どもを抱っこする事になって親自身もとても疲れるもの。

けれども、銭湯の場合には、親自身もいつもよりも大きなお風呂に浸かって体を休めることが出来るので、入浴後はとてもスッキリできます。お出かけをしつつ、自分もリラックスできるなんて、なかなかこんなお出かけ先はありません。

 

⑤そして何よりお風呂上がりに飲む瓶のコーヒー牛乳が最高に美味しい。

これは言わずもがなですが、なぜお風呂上がりの瓶のコーヒー牛乳ってあんなに美味しいのでしょうか。私は熱狂的なコーヒー牛乳派ですが、銭湯によっては、普通の牛乳も、いちご牛乳も楽しめます(フルーツ牛乳の瓶タイプはこの3月末で生産が終わってしまった泣)。なぜ瓶に入っているというだけで、あんなに美味しいのかは未だに不思議です。

 

明治 コーヒー PET220ml×24本

明治 コーヒー PET220ml×24本

 

 

明治 いちご PET220ml×24本

明治 いちご PET220ml×24本

 

 

明治 フルーツ 220ml×24本

明治 フルーツ 220ml×24本

 

 

都内の銭湯の探し方

だんだんと銭湯に行きたくなってきたところで、銭湯の見つけ方は既にご存知ですよね?身近な銭湯の探し方はとっても簡単。Googleマップを開いて、検索バーに「銭湯」と打ち込むだけです。

もっと、マニアックに、サウナの有無や、水風呂の有無、温泉かどうかなどを知りたい場合には、東京都浴場組合の東京銭湯マップのキーワード検索が便利です。 

 

子連れ対象の無料入浴・割引デー(都内23区のみまとめ)

最後に、都内の銭湯だと通常65歳以上などの高齢の方向けには、区による入浴無料や入浴割引のサービスがあるのですが、実は子育て世代向けにも、区によっては、子連れで銭湯に行った場合に子ども料金が無料になったり、場合によっては大人料金まで無料や割引になる日があるって知っていましたでしょうか?

高齢の方向けには、東京都浴場組合のサイトで情報がまとまっていますが、子連れ対象の無料入浴・割引デーの情報としては、どこにも整理された情報が見つからなかったので、ご参考までに次のとおりまとめておきます。 

 

  区名 名前 曜日 内容
1 足立区 家族ふれあいの日 【毎月第1・3土曜】 小中学生を同伴の親子に入浴料の割引を実施。大人360円、小学生は100円、未就学児は無料。
2 荒川区 中学生料金割引・未就学児無料 【随時】 中学生は300円、未就学児は大人1名につき2名まで無料。
3 板橋区      
4 江戸川区 中学生料金割引・未就学児無料 【随時】 中学生は300円、未就学児は大人1名につき2名まで無料。
5 大田区 未就学児無料 【随時】 未就学児は大人1名につき2名まで無料。
6 葛飾区 小学生以下無料 【随時】 小学生以下は親子なら無料。
7 北区      
8 江東区 小学生以下無料 【特定日】 5月5日、9月第3月曜日、10月10日(大人も)、12月22日頃(冬至)は小学生以下の子どもは無料
未就学児無料 【随時】 未就学児は大人1名につき2名まで無料。
9 品川区      
10 渋谷区 親子ふれあい入浴デー 【毎月第2・4日曜 16~19時】 区内在住の中学生以下の子どもと保護者は、毎月第2・4日曜の16~19時は入浴無料。
11 新宿区 ふれあい入浴証 【毎月4回】 児童育成手当を受給者に交付される「ふれあい入浴証」を区内の浴場で呈示すると、月4回無料。
12 杉並区      
13 墨田区 すみだ 家庭の日 【特定日】 5月5日、9月第3月曜日、冬至は「にこにこ入浴証」を持参の方と同伴の子どもや孫は半額(大人230円、小学生90円、未就学児40円)
14 世田谷区      
15 台東区      
16 千代田区      
17 中央区 コミュニティふれあい銭湯 【毎月第2・4金曜】 毎月第2・4金曜日は入浴料が100円、敬老入浴証をお持ちの方と小学生以下の子どもは無料
18 豊島区      
19 中野区      
20 練馬区      
21 文京区  湯遊入浴デー 【毎月第2・4日曜日】 区内在住者は、毎月第2・4金曜日は入浴料が100円、小学生以下の子どもは無料
22 港区 区民無料開放デー 【3・6・10・12月の第3火曜日】 区内在住者は、3・6・10・12月の第3火曜日は無料
児童無料開放デー 【5月5日】 小学生以下の子ども児童と同伴の家族(小学生以下1名につき大人2名まで)
23 目黒区 親子ふれあい入浴デー 【毎月第2日曜】 区内在住の小学生以下の子どもと保護者は、毎月第2日曜に親子2人1組で区内の浴場を利用の場合、入浴料が無料

 

※各区役所の関連ページを筆者がインターネット上で調べてみた結果(2019年4月14日時点)。正確な情報は必ずご自身でお確かめ下さい。 

 

こうして調べてみると、親の入浴料まで無料になる日があるのは渋谷区・港区・目黒区、親の入浴料まで割引になる日があるのは足立区・中央区・文京区、小学生や未就学児の入浴料無料は1/3程度の区であって、各区の子育て世代の支援策の一端を垣間見ることができるのは非常に面白いですね(なお、無料入浴・割引は基本的に区内在住者が対象)。

対象となる区に住んでいるラッキーな方もそうでない方も、ぜひ次の週末にでも近くの銭湯に子連れでお出かけしてみて下さい。

 

都内の子連れのお出かけ先として銭湯は最高の施設だからオススメ、区によっては子連れ対象の無料入浴・割引デーもあるよ、というお話でした。だからやっぱり東京が好き。今日はこの辺で。

 

ちなみに、その他の子連れお出かけ先候補としては、都内で子どもを連れてワニガメを見に行ったり↙︎

 

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渋谷のプラネタリウムに行ったりするのもオススメです↙︎

 

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なお、家事育児を含む子育ては、仕事のスキル向上に役立つと実感しており、子育てが最強の仕事術であるという記事も書いています↙︎

 

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